ちゃらん (茶蘭)

学名  Chloranthus spicatus
日本名  チャラン
科名(日本名)  センリョウ科
  日本語別名  
漢名  金粟蘭(キンゾクラン,jīnsùlán)
科名(漢名)  金粟蘭(キンゾクラン,jīnsùlán)科
  漢語別名  珠蘭(シュラン,zhulan)、鷄爪蘭、魚子蘭
英名  
2008/02/07 薬用植物園

  2008/04/15 小石川植物園
 
 

2010/04/09 薬用植物園 
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2009/05/10 薬用植物園 

 チャラン属(ヒトリシズカ属) Chloranthus(金粟蘭 jīnsùlán 屬)には、東&東南アジアに15-20種がある。 

  C. angustifolius(狹葉金粟蘭)
  C. anhueiensis(安徽金粟蘭)
  C. elatior(C. officinalis;魚子蘭・節節茶・石風節・九節風)
         
『雲南の植物Ⅱ』72 『全国中草葯匯編』下/190
  C. erectus
  キビヒトリシズカ C. fortunei(C.koreanus;絲穗金粟蘭・水晶花)
    var. holostegius(全緣金粟蘭・平頭細辛・紅綫草・四大天王)
 『中国本草図録』Ⅳ/1578
  C. henryi(寛葉金粟蘭)
 『中国本草図録』Ⅶ/3046
    var. hupehensis(C.hupehensis; 湖北金粟蘭)
  C. holostegius(全緣金粟蘭・四塊瓦)
 『雲南の植物Ⅲ』53
  ヒトリシズカ C. quadrifolius(銀綫草・燈籠花・分葉芹・假細辛)
  C. multistachys(多穗金粟蘭・四葉細辛)
 『中国本草図録』Ⅵ/2531
  C. officinalis → C. elatior
  タイワンフタリシズカ C. oldhamii(東南金粟蘭・臺灣金粟蘭・四葉蓮)
  フタリシズカ C. serratus(及己・四葉對)
    var. taiwanensis(臺灣及己)
  C. sessilifolius(四川金粟蘭)
 『中国本草図録』Ⅶ/3048
    var. austrosinensis(華南金粟蘭)
  チャラン C. spicatus(金粟蘭・珠蘭)
 『中国本草図録』Ⅱ/0519 
   
 センリョウ科 Chloranthaceae(金粟蘭 jīnsùlán 科)については、センリョウ科を見よ。
 『大和本草』茉莉に「近年異邦ヨリ來レル茶蘭ナルヘシ、ヨクアヘリ」と。もちろん誤解である。 
 琉球・福建・廣東・四川・貴州・雲南に分布。但し中国では野生は少なく、多くは栽培するのみ。
 日本には江戸時代に茶の香料として入り、今では観賞用に栽培。
 中国では、全草を薬用にする。
 『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 夏之部」に、「茶蘭 葉ハ仙蓼(せんりやう)ニ紛はかり似て、草立も毛頭違す、花形は蓼(たで)の穂に少似て、黄色なり。盛の時分ハ、異香ことごとく室内ニ薫香する事、大蘭にこへたり」と。


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